実験スピリッツ

経済・市場・思想の陰謀論をまとめます(ネタ要素強め)

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やりたいことが見つからない人への1つのアドバイス

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昨年の新卒採用が終盤に差し掛かったころ、新しい造語「おわハラ」が生まれていた。

就活って意外と社会人はみんな関心があるネタで、いつも新しい話題で盛り上がっていますよね。

また、当事者にとっては大変なことばかりだと思う。就職に関して悩むことは多いが、基本に返って、根本的な問題である「やりたいことが見つからない」という悩みを抱えた就活生は多い。いや、多いというか、ほとんどすべての人がそうではないだろうか。

22歳で人生設計ができると思わない方がいい

言いたいことはこれだけだ。たった20歳かそこらで人生の生き方を決めてしまうのは早計過ぎる、というのは全く言いすぎではない。あの論語で有名な孫子は言った。

子の曰く、吾れ
十有五にして学に志す。
三十にして立つ。←就活生は今ここを目指しているだけ。
四十にして惑わず。
五十にして天命を知る。
六十にして耳順がう。
七十にして心の欲する所に従って、
矩を踰えず。

つまり、孫子でさえも「三十路にして初めて独立・自立することを志した」。孫子は大変な勉強家で15歳では学問を志すことを決意した。そして三十歳の時には、何者にも動じない立場を持てるようになった。という話がある。だから、大学四年生の22歳で今後の人生を確立することはない。

私の場合をお話すると、私は土木系の理系大学院まで進学してしまったので、技術職で行くしかないかなと特に考えずに就職を決めてしまっていた。土 木・建設という職業が「でっかい仕事ができる」という魅力があり、モノを作るということが好きだった僕にはぴったりな職業だと思っている。

しかし、ケツをまくって人生を決めるような信念は欠片もなかった。僕は思うのだけれど、どんな仕事でも基本的に必要な能力は似たようなもので、この仕事ではそんな能力はいらない、あれは要るということはない。だって、会社員なんていうのは基本的にだれでもできる仕事だから給料は人並みだし、もし自分が辞めても会社は回り続ける。あなたの代わりはいくらでも見つけてこれるのだ。

確かに、それぞれの業種で必要な知識が変わってくるし、性格的に向いているとか向いていないとかがある。 私の会社は、建設業によくある労働基準法を守れないような会社なのだけれど、今でも私は会社にステップアップへの線路を引いてもらっているような気がし て、 会社という存在は尊く、有難い存在だと思って感謝している。

やりたい仕事がわかるのか?

話を戻して、若者にとってやりたい仕事とはなんだろう。 たとえあったとしてもやりたい「気がする」だけで、実際やってみたら思っていたのと違ったということはよくある。 それはイメージできていないことが原因で、こんな仕事だろうと想像して仕事を選んでいるに過ぎない。

大抵の親は子どもにはできるだけ可能性を広げてやりたいと思っているが、子どもに向かって「やりたいことを見つけなさい」とは言わない。 そこで、いざ就職活動を始めて気が付く。「自分のやりたいことってなんだろう?」と。 結局大抵の人は、やりたいことが見つからないから、とりあえず何かやる ことになるのだが、そのような考え方では成長もできないし、時間がもったいないと思うのです。

つまり、人生を決める必要はないがやるからには目的を持って学ぶ姿勢が必要だということです。 そうでなければ、「ちょっと違う」と思ってまた焦って次の就職先を決めるということを繰り返すことになってしまう。 ではどうするべきなのだろうか。

  • どんな仕事でも営業という意識を身に付け、人を喜ばせることを学ぼう。

言うまでもないことだが、仕事とは他人を喜ばせてその対価としてお金を貰うも の。 そう考えれば、身内の出来そこないの部下やイライラさせる上司でさえ、営業先のお客様と考えられる。 あなたが喜ばせるのは周りの他人全てがその対象なんだよ。 きっとその意識で学べば、どんな会社だろうと成長でき、高いモチベーションを保つことができる。目的意識を持っていればどんな会社も素晴らしい学習環境に 思うだろう。そうなると、「ウチの会社はブラックだからさー。」みたいなグチは出てこないはずなんだよね。

さらに言えば、新しい挑戦に取り組む姿勢も身に付いているから、どこにでも通用する。 そうやってプロとして仕事をする意識をつけて、自問自答してもっと別の可能性にトライするのはとてもいいことだと思う。

今の日本において、初めての会社を一生の仕事にする必要などない。

目の前のことを考えても全然すすまないんだよ!という方には、逆の発想で「人生の出口設計」をお勧めしたいですね。(自戒を込めて)

僕の死に方 エンディングダイアリー500日

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最後だとわかっていたなら

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