実験スピリッツ

経済・市場・思想の陰謀論をまとめます(ネタ要素強め)

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天は医者の上に人を造らず医者の下に人を造らず。

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人知れず体調を崩し、身体を騙し騙しで追われている仕事をこなす会社員が日本にはたくさん存在している。

血も涙もない冷酷な将軍様の命令に僕のような草履取りは、反論権を与えられず「御意。」と言って、全てを円滑に進めるため自己を犠牲にして労働する。

これが日本で清く正しく働く法。このシステムがあれば日本はネバーエンド!

でもね、僕が言いたいのはこれでいいのかってことなんですよ。僕はロックンローラーでも武士でもないから、「創造的破壊」だとか「滅びの美学」とかみたいなことは言わない。

さて、長い余談だったがここからが本題。

僕が言いたいのは全く持って全然こんなことではない。

ウオホン。僕は体調を壊しているにも関わらず無理に働いてしまい、のどをこじらせた。それで今日は病院に行った。

病院の廊下で診察待ちだったのだが、廊下の奥で医者が看護師にイラついて声を荒げていた。

草履取り達、じゃない、僕ら患者達が近くにいるにも関わらず、医者は助手の小さなミスに加えて、忙しさの余りイライラしていたのだろう。

つい先日は、看護師が口やかましい痴呆がある患者に対してぞんざいな扱いをしているのを目撃した。

当たり前すぎることだが、彼らも人の子で短気だったりするし、立場が弱い者には態度を変えたりするということだ。

医者と患者の違いは、医療分野への幅広い見識と知識、現場での経験・技術を持っているかどうかの差である。

この差は格別大きいものではない。しかし、何故か医者は崇められる。

現場ので知識や経験を持っているだけで尊敬されるなら、他業界の技術者はもっと敬ってもらってもいいのではないか?

なぜ患者達はそこまで医者を尊敬し、「お医者様が言うのだから。」などと言って全幅の信頼を寄せてしまうのだろう。

確かに、自分の命を直接的に助けてくれる医者という職種は尊く感じる。

しかし、それぞれの仕事において尊いもクソもへったくれもない。どんな仕事も誰かの役に立つというのが職業なのだから。

ではなぜ医者だけがそこまで尊敬されるのか?それは第三者が作り上げた医者の固定観念と外見の見た目が大きな理由だろう。

白衣は真っ白に輝き権威の象徴にすら見える。ポケットに手を突っ込んでツカツカと颯爽に歩く姿を優雅に見せ、話し方はゆっくり落ち着き払っている。医者は全員イメージが大切だということを心得ている。

例えば、もし医者が上下ブルーのつなぎを着ていて、作業着は黒い油と臭い汗にまみれてドロドロ。

おまけに、ボコボコ歩く度にうるさい長靴をはいた状態でぜーぜー言いながら「あなたの大切な人に手を尽くしましたがダメでした」と言われてもあなたは到底彼を信用できまい。

彼らを見て学ぶのは、ビジネスをもっと優位な立場で運ぶにはどうしたらいいのか考えさせてくれるということだ。

ちなみに、医者も常に医療の最新情報を仕入れるわけではなく、数年毎にアップデートする位の知識かもしれず、あなたの方が一点集中的に知識で勝ることは容易いだろう。

どんな情報にもアクセスできる時代では、自分で自分の病気を詳しく調べることも十分可能だからね。

彼らの力を過信しすぎるのは危険な気がするわけなんですよ。